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人生で心残りな事

ひとつめは父親が若くして亡くなってしまった事。

亡くなってから10年以上経つので…心の整理もついて今はもう激しく落ち込んだりする事はないです。

ただ、私の花嫁姿を見せてあげられなかった事、夫に紹介出来なかった事、孫を抱かせてあげられなかった事、子供の記憶におじいちゃんが居ない事…それらはやっぱり残念だな…と未だに思いますね。

もうしょうがないのは頭ではわかってるんだけどね。わかってる…。それでも本心では残念だったなぁ…という思いはどうしても溢れてしまって。

先日、義弟の結婚式がありました。ウェディングドレスを着た義妹がお父さんと一緒にバージンロードを歩いてるのを見て心の底から羨ましかった。いいなぁ。私の結婚式もこうだったらどんなに良かったか…。まあ、しょうがないんだけどね。


当時は、心にポッカリと大きな穴が空いたような感覚でした。時間をかけて少しずつ少しずつ穴を埋めていき、すっかり元通り!…には到底ならないけど、10年かけて穴はだいぶ小さくなりました。

確かに悲しくて辛い大事件でしたが、大きな試練を乗り越え、人間として成長できたのもまた事実であって。

きっと、人生ってこんな事の繰り返しなのでしょうね。その辺に落ちてる石ころみたいに、悲しい事は当たり前にゴロゴロと転がってて。それでも、なんとか壁に向き合って、乗り越えたり、折り合いつけたり、話し合ったり、回避したり、そういう泥臭い経験を積んで成長していくしかない。それが人生なんだと思います。

父の死はもう永遠に塞がらない穴なんだろうなぁ。代わりの存在なんてこの世に無いから。穴は小さくなったけど、たまに痛むし泣く日だってある。それでも私は、昔の自分より今の自分の方が好きです。

きっとこの先の長い人生で、辛い事や悲しい事はたくさん起こるのでしょう。それでも、私ならきっと大丈夫、なんとかなる。そう思えるようになれたのは、私の人生で、かけがえのない大きな財産でした。


余談ですが。

義父が現在勤めている会社は、はるか昔、父が勤めていた会社でした。(私の父親が退職後に義父が入れ違いで入社したのでお互い面識は一切無し)その事を知ったのは夫と付き合ってからしばらく経ってからでしたが、本当にビックリしました。特に有名企業でもないし社員数が多い会社でもないのに、なんだか凄い偶然だなぁって…。義父が社内の色んな人に父の事を聞いたところ父を覚えてる人や知る人がたくさんいて、いい話をたくさん聞いたとの事でした。その話を義父からきいて本当に嬉しかったなぁ。

その他にも私の母と義母にも共通点があったりして不思議なご縁を感じました。

もしかしたら、天国の父のはからいで、私と夫を巡り合わせてくれたのかもしれないなぁ…なんて思ってます。